親知らずを抜いた話

タイトルの通り、つい先日親知らずを抜きました。

ブログのネタにでもしようと思ったので、書きます。

事の発端は年明けでした。

左下の奥歯がズキズキと痛むのです。

その痛みは寒い時とか、イライラしている時にありました。

ですが、頭が顎の方に近い気がして虫歯で痛いのか、それとも別の理由で痛いのかわかりませんでした。

医者にも言われたのですが、親知らずの痛みというのは常にあるものらしく

自分のように時々、というのはあまりないと言われました。

調べるとストレスで頭痛が起こるように歯が痛くなることもあるらしく、

また歯ぎしりをしているとそれで痛むこともあるようです。

自分はてっきりそれかと思い歯医者に行かず2ヶ月あまりを過ごしました。

が、ストレスの要因がなくなっても痛みは治らないし、ついに主人に言われて渋々歯医者に行きました。

引っ越してきてからまだ歯医者に行ったことがなく、どこの歯医者に行こうか迷いましたが

職場の上司が歯医者にかかった際に紹介状をもらって行ったという大きな病院に行くことにしました。

診察をしてもらうと、左下の親知らずが虫歯になっているようでした。

痛みの原因はわからないけど、とりあえず虫歯になっている親知らずは抜いた方がいいから抜きましょうと医者に言われ、2週間後に予約を取りました。

それからその日まで、ひたすら親知らずを抜くことについて調べまくりました。

「下手な医者がやると痛い」「抜いてから1週間腫れが引かなかった」「血がいっぱい出た」

等書いてあったので自分はすっかり震え上がっていました。

当日。

重い足を引きずりながら歯医者に行き、

診察椅子に座りました。

ふと横を見ると抜歯に使うと思われる金具や麻酔を打つのに使う注射がありました。

歯医者に向かうまではとても怖くて嫌で嫌で仕方なかったのですが、

いざ実際抜くとなると、「なんかもう、いいや」と思える自分がいました。

手術が始まりました。

まずは抜く場所に麻酔を打ちます。

歯茎にちくっと針を刺されます。

あまりの痛さに歯を食いしばりそうになりますが、食いしばろうにも口を開け続けなければいけないので

握りこぶしに力がこもります。

それから10分くらい放置され、いよいよ手術開始です。

「痛かったら手をあげてください」と言われたのですが

自分はどうやら麻酔がまだ完全に効いてないうちに手術が始まったようで最初から痛かったですが、手をあげても

「ごめんね痛いよね、我慢しててね〜」とか言われて頭を医者と助手2人に力をこめて抱え込まれてしまいました。

それから格闘すること5分、医者が「うっしゃ！」と声を上げると

その手には血に染まった親知らずがあったのです。

何だかんだ全身にかなりの負荷がかかったようで、フラフラになりながらも

「やっと終わった」という嬉しさが自分を支えていました。

家に帰ると麻酔が切れるより前に痛み止めを飲み、横になりました。

翌日、目を覚ますと顔の形が変わっています。

元々「どうせ腫れたってわかんないよ」と冗談を言うくらいまん丸な自分の顔が明らかに腫れていました。

親知らずを抜いた箇所の頬が熱を持ち四角くなっているのです。

ですが、腫れている以外は特に何ともなかったので歯医者に行き、消毒をして出かけました。

せっかくお休みを頂いていたので、勿体無く感じて出歩いていたのですが

なんだかんだ痛かったので帰ってまた横になりました。

それからは苦難の日々でした。

マスクをして顔の腫れを隠しながら仕事。

腫れて口もろくに開かないのでご飯も満足に食べられず。

ご飯を食べることが大好きな私にとってはこれが1番辛かったです。

痛みこそ2、3日もあれば無くなりましたが

顔が腫れていて触ると痛いので、化粧をしている時も痛いし、夜寝てる時につい寝返りを打ってしまい痛いということもありました。

ですが、それも5日くらいしたら無くなり、

ただ腫れている間頬の裏を噛んでいたので口内炎ができてそれはそれで痛かったりはしたのですが

つい先日抜糸(抜いた跡を縫っていたので)をして治療が終わりました。

糸を取ると口の中の違和感もなくなり、「本当に終わったんだな」という気持ちで嬉しくなりました。

それから年明けから悩まされていた歯の痛みもなくなり、

今は快適な生活を送れています。

今回はとりあえず1本だけ抜きましたが、今後残りの歯も痛くなるんでしょうか？

皆さんも歯はジャンジャン抜きましょう。

りせでした。